要点まとめ
- 高校生でもアフターピルを入手できますが、オンライン診療の年齢条件や保護者同意の扱いはサービスごとに異なります。
- 18歳以上の高校生は民法上の成年ですが、診療サービス独自の年齢条件があれば、そのルールを確認する必要があります。
- 2026年2月から薬局で販売されている要指導医薬品のノルレボには年齢制限がなく、親の同意・同伴も不要です。ただし服用する本人が来店し、薬剤師の面前で服用します。
- 16歳未満で薬局購入を希望する場合、薬剤師から産婦人科や小児科への受診を勧められます。オンライン診療もサービスによって18歳未満を受け付けない場合があります。
- アフターピルは服用までの時間が重要です。保護者条件の確認だけに時間を使わず、薬局・産婦人科・オンライン診療を並行して確認してください。
「高校生でもアフターピルをオンラインで処方してもらえる?」
「18歳未満だと親の同意が必要?」
「親に相談できない場合は、薬局で買える?」
アフターピルは高校生だから使えない薬ではありません。
ただし、オンライン診療はサービスごとに未成年者への対応が異なり、「高校生なら全員同じ条件」で受診できるわけではありません。
一方、2026年2月2日からは、一定の要件を満たした薬局・ドラッグストアで、要指導医薬品の緊急避妊薬「ノルレボ」を処方箋なしで購入できるようになりました。
第一三共ヘルスケアは、薬局で販売するノルレボについて、年齢制限はなく、購入にパートナーや親の同意は不要と案内しています。
この記事では2026年9月22日時点の公式情報をもとに、高校生がアフターピルを入手する方法を、18歳以上・18歳未満・オンライン診療・薬局購入・保護者同意に分けて整理します。
※オンライン診療の受診可否や処方可否は、各医療機関の方針と医師の判断によって異なります。
※薬局での販売可否は、薬剤師による確認、在庫、販売可能な薬剤師の勤務状況などによって異なります。
※性暴力・虐待などが関係している場合は、医療機関や専門の相談窓口につながることも重要です。
- 高校生でもアフターピルをオンラインで処方してもらえる?
- 18歳以上の高校生と18歳未満では扱いが異なる
- 18歳未満のオンライン診療はサービスによって条件が違う
- 2026年から薬局のノルレボは高校生でも購入できる
- 16歳未満も年齢だけを理由に一律販売不可ではない
- 高校生が今すぐ確認したいのは「親の同意」より服用できる時刻
- 親に知られたくない場合も「絶対にバレない」とは言い切れない
- 薬局購入・オンライン診療・産婦人科の違い
- 服用後は3週間を目安に妊娠の有無を確認する
- 同意のない性交や性被害が関係している場合は相談窓口も利用できる
- まとめ|高校生でも入手できるが年齢と受診方法で条件を確認する
- 高校生のアフターピルに関するよくある質問
高校生でもアフターピルをオンラインで処方してもらえる?
高校生でも利用できるオンライン診療はありますが、18歳未満の受診条件はサービスごとに確認する必要があります。
アフターピルそのものに「高校生は服用できない」という一律の年齢制限があるわけではありません。
オンライン診療では、診療サービスや利用規約によって、
- 18歳未満は利用できない
- 未成年でも利用できるが法定代理人の同意が必要
- 年齢による受診制限は設けていない
など対応が異なります。
そのため、「アフターピルは年齢制限がない」ことと「オンライン診療を保護者の同意なしで利用できる」ことは分けて考えてください。
厚生労働省は、対面診療が困難であると医師が判断した場合に限り、一定の要件を満たした産婦人科医や研修を受けた医師が、緊急避妊について初診からオンライン診療を行うことは許容されうるとしています。
厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針に基づく緊急避妊に係る取組について」
18歳以上の高校生と18歳未満では扱いが異なる
高校生でも18歳以上なら民法上は成年で、18歳未満では未成年者としてサービス規約の確認が必要です。

日本では2022年4月1日から成年年齢が18歳になりました。
法務省は、18歳・19歳は親権に服さず、自分で契約を締結できると案内しています。
そのため、同じ高校生でも、
| 年齢 | 法律上の区分 | オンライン診療で確認すること |
|---|---|---|
| 18歳以上 | 成年 | 原則として未成年者向けの親権者同意規定の対象外。ただしサービス独自の年齢条件がある場合は確認 |
| 18歳未満 | 未成年 | 利用可能年齢、法定代理人の同意、診療時の同席、支払い方法などを確認 |
「高校生」という在学状況だけで判断せず、まず自分の年齢と利用するサービスの規約を確認してください。
18歳未満のオンライン診療はサービスによって条件が違う
未成年でも利用できるサービスはありますが、法定代理人の同意が必要な場合や18歳未満を受け付けない場合があります。
2026年9月22日時点で、公式サイトから確認できる例を整理すると次のとおりです。
※表は各サービスの公式FAQ・利用規約の記載を整理したものです。診療・処方の可否は医師が判断します。
| サービス | 18歳未満への公式案内 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| エニピル | アフターピルは年齢による受診制限なし | 利用規約では、未成年者が登録する場合は法定代理人の同意が必要 |
| DMMオンラインクリニック | 利用規約に未成年者の利用条項あり | 未成年者は法定代理人の同意が必要。アフターピル個別の年齢条件は診療前に確認 |
| スマルナ | 18歳未満は診察室を利用できない | 高校生でも17歳以下はオンライン診察の対象外 |
| メデリピル | 18歳未満も利用可能 | 保護者の同意・同席が必要。同席が難しい場合は保護者の本人確認書類をアップロード |
| 緊急アフピル | 高校生でも処方可能。年齢制限なし | ミライメディカルクリニックでは親の同意が必要と案内。診療・処方の可否は医師が判断 |
※「年齢による受診制限なし」と「保護者の同意不要」は同じ意味ではありません。エニピルはアフターピルのFAQでは年齢制限を設けていないとしていますが、利用規約では未成年者に法定代理人の同意を求めています。
※緊急アフピルの提携医療機関であるミライメディカルクリニックは、高校生でも処方可能・年齢制限なしと案内する一方、親の同意が必要としています。申し込み前に最新条件をご確認ください。

確認先は以下です。
- エニピル「未成年でも利用できる?」
- エニピル「利用規約」
- DMMオンラインクリニック「利用規約」
- スマルナ「未成年(18歳未満)は利用できますか?」
- メデリピル「アフターピルは学生でも買える?親の同伴は必要?」
- ミライメディカルクリニック「高校生がアフターピルを手に入れる方法」
- ミライメディカルクリニック「アフターピル(緊急避妊薬)オンライン」
利用規約は変更されることがあるため、18歳未満の方は申し込み直前にも最新条件を確認してください。
※自由診療です。高校生でも処方可能と案内されていますが、ミライメディカルクリニックでは親の同意が必要です。診療・処方の可否は医師が判断します。
2026年から薬局のノルレボは高校生でも購入できる
薬局販売のノルレボには年齢制限がなく、未成年でも親の同意・同伴なしで本人が購入できます。

2026年2月2日から、厚生労働省が公表する対応薬局・ドラッグストアで、要指導医薬品の緊急避妊薬「ノルレボ」が販売されています。
第一三共ヘルスケアは、薬局販売のノルレボについて、
- 年齢制限なし
- 親・パートナーの同意不要
- 保護者の同伴不要
- 服用する女性本人だけが購入できる
- 購入時に薬剤師の面前で服用する
と案内しています。
また、ノルレボのメーカー希望小売価格は1錠7,480円(税込)です。
対応する薬局は厚生労働省の一覧で確認できます。
厚生労働省「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」
2026年2月2日の一般販売開始前に行われた調査研究では「16歳未満は購入不可」「16~17歳は保護者同伴」という条件がありましたが、現在の一般販売には年齢制限がなく、親の同意も求められていません。
16歳未満も年齢だけを理由に一律販売不可ではない
現在の一般販売には年齢制限がありませんが、16歳未満には産婦人科や小児科への受診勧奨が行われます。
厚生労働省の薬剤師向け通知では、性交同意年齢である16歳未満の人に販売する場合、避妊指導などの観点から産婦人科や小児科への受診を勧めるよう示しています。
また、18歳未満で虐待が疑われる場合は、児童相談所への通告対応が定められています。
厚生労働省「緊急避妊薬を調剤・販売する薬剤師及び販売する薬局等についての一部改正」
したがって、16歳未満という年齢だけを理由に一律販売不可とする制度ではありません。ただし、服用前確認の結果によっては店頭で購入できない場合があります。
第一三共ヘルスケアも、ノルレボは月経があり妊娠可能な年齢であれば、年齢制限なく使用できると案内しています。
高校生が今すぐ確認したいのは「親の同意」より服用できる時刻
保護者条件の確認だけで時間を使わず、オンライン・薬局・産婦人科で最も早く服用できる方法を探しましょう。

アフターピルは、できるだけ早く服用することが重要です。
オンライン診療を検討している場合でも、
- 自分の年齢で受診できるか
- 保護者の同意が必要か
- 何時に診察を受けられるか
- いつ発送され、いつ届くか
- 近くの対応薬局なら今日服用できないか
を同時に確認してください。
「問い合わせの返事を待ってから次を探す」のではなく、時間が迫っている場合は薬局や産婦人科にも並行して連絡することが大切です。
配送まで含めてオンライン診療を比較したい場合は、
アフターピルのオンライン診療おすすめを比較|料金・配送・診療方法で選ぶ
をご覧ください。
費用を比較したい場合は、
アフターピルオンラインで安いのは?薬代・診察料・送料込みの総額を比較
で通常配送の総額を整理しています。
親に知られたくない場合も「絶対にバレない」とは言い切れない
オンライン診療では配送・決済・通知、薬局購入では来店や決済などから家族に知られる可能性を確認しておきましょう。
アフターピルは通常、避妊目的では自由診療となるため、健康保険を使わずに受診するケースが中心です。
しかし、オンライン診療では、
- 自宅への配送物
- クレジットカードや後払いの利用明細
- メール・SMS・アプリの通知
- 本人確認や保護者同意の手続き
などから、家族に利用を知られる可能性があります。薬局購入では配送はありませんが、来店や決済方法などから家族に知られる可能性はあります。
また、未成年者で性暴力や虐待が疑われる場合などには、本人の安全を守るため、医療機関・薬剤師・児童相談所などが連携する場合があります。
「親バレしないこと」だけを優先して、受診や服用が遅れないようにしてください。
薬局購入・オンライン診療・産婦人科の違い
高校生の入手方法は3つあり、年齢条件・保護者同意・受け取りまでの時間がそれぞれ異なります。
| 入手方法 | 高校生の利用 | 親の同意 | 受け取り | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 対応薬局 | 年齢制限なし | 不要 | 本人が来店し、その場で服用 | 在庫・販売可能な薬剤師の勤務状況を事前確認。16歳未満は受診勧奨 |
| オンライン診療 | サービスごとに異なる | 18歳未満は必要なサービスあり | 配送・当日便など | 「即日発送」でも当日服用できるとは限らない |
| 産婦人科・婦人科 | 医療機関ごとに確認 | 医療機関の方針による | 受診後に院内処方・薬局調剤など | 未成年の同意・同伴条件を予約前に確認 |

薬局は年齢制限がないため、高校生にとって重要な選択肢になっています。
ただし、近くの薬局に在庫がない場合や、販売できる薬剤師が不在の場合もあります。厚生労働省は来店前の電話確認を推奨しています。
服用後は3週間を目安に妊娠の有無を確認する
アフターピルは服用して終わりではなく、約3週間後に妊娠検査薬または産婦人科で妊娠の有無を確認しましょう。
第一三共ヘルスケアは、ノルレボ服用後すぐには避妊の成否が分からないため、服用から3週間後を目安に妊娠検査薬を使用するか、医療機関を受診するよう案内しています。
また、服用後に気になる症状が現れた場合や、服用から2時間以内に吐いてしまった場合は、医療機関または薬剤師へ相談してください。
オンライン診療の安全性や、怪しい販売サイトとの違いについては、
アフターピルのオンライン診療は安全?怪しいサイトの見分け方と注意点
も参考にしてください。
同意のない性交や性被害が関係している場合は相談窓口も利用できる
自分が望んでいない性交や性暴力が関係している場合は、薬の入手と同時に専門の支援窓口へ相談できます。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターでは、産婦人科医療、カウンセリング、法律相談などと連携した支援を受けられます。
全国共通番号は#8891(はやくワンストップ)です。
内閣府「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」
虐待について相談したい場合は、児童相談所虐待対応ダイヤル189も利用できます。
まとめ|高校生でも入手できるが年齢と受診方法で条件を確認する
高校生でもアフターピルを入手できますが、オンライン診療は年齢と保護者同意の条件を確認して選びましょう。
2026年9月22日時点では、重要なポイントは次のとおりです。
- 18歳以上の高校生は民法上の成年
- 18歳未満のオンライン診療はサービスごとに条件が異なる
- スマルナは18歳未満の診察室利用不可
- エニピルはアフターピルに年齢制限を設けていないが、利用規約では未成年者に法定代理人の同意を求めている
- DMMオンラインクリニックは利用規約上、未成年者に法定代理人の同意を求めている
- 薬局のOTCノルレボには年齢制限がなく、親の同意・同伴も不要
- 16歳未満は年齢だけで一律販売不可ではないが、産婦人科・小児科への受診を勧められる
最も大切なのは、条件確認に時間をかけすぎず、実際にアフターピルを早く服用できる方法へつながることです。
高校生のアフターピルに関するよくある質問
親の同意・薬局購入・年齢・学校への連絡など、高校生が迷いやすい疑問を整理します。
高校生でもアフターピルを飲めますか?
高校生だから服用できないという一律の年齢制限はありません。
薬局販売のノルレボについては、第一三共ヘルスケアが「月経があり、妊娠可能な年齢であれば使用可能」と案内しています。
ただし、医師や薬剤師が健康状態などを確認し、処方・販売できないと判断する場合があります。
高校生が薬局で買うときに親の同意は必要ですか?
2026年2月から一般販売されている要指導医薬品のノルレボは、親の同意・同伴とも不要です。
年齢制限もありません。
ただし、購入できるのは服用する本人だけで、購入後は薬剤師の面前で服用します。
16歳未満でも薬局で買えますか?
現在の一般販売には年齢制限がないため、16歳未満という年齢だけで一律に購入不可となる制度ではありません。
ただし、厚生労働省の通知では16歳未満には産婦人科や小児科への受診勧奨を行うこととされており、服用前確認の結果によっては店頭で購入できない場合があります。
18歳未満でもオンライン診療を利用できますか?
サービスによって異なります。
たとえばスマルナは18歳未満の診察室利用ができません。
エニピルはアフターピルについて年齢による受診制限を設けていませんが、利用規約では未成年者に法定代理人の同意を求めています。
申し込み前に、そのサービスの最新FAQ・利用規約を確認してください。
18歳の高校生でも親の同意は必要ですか?
18歳は民法上の成年なので、法律上は未成年者ではありません。
ただし、医療機関やサービスが独自の受診条件を設けている場合は、その条件に従う必要があります。
アフターピルを使ったことが学校に連絡されますか?
今回確認した厚生労働省などの公的資料では、通常の受診や薬局購入を理由に学校へ自動的に連絡する仕組みは示されていません。
ただし、18歳未満で虐待が疑われる場合は児童相談所への通告が必要とされ、性犯罪被害などのおそれがある場合は、状況に応じて支援機関への案内・連携が行われます。
主な確認先
- 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」
- 厚生労働省「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」
- 厚生労働省「緊急避妊に係るオンライン診療の取組」
- 厚生労働省「緊急避妊薬を調剤・販売する薬剤師及び販売する薬局等についての一部改正」
- 第一三共ヘルスケア「ノルレボ 購入・服用の流れ」
- 第一三共ヘルスケア「ノルレボは何歳から服用できますか?」
- 法務省「民法(成年年齢関係)改正 Q&A」
- エニピル「未成年でも利用できる?」
- エニピル「利用規約」
- DMMオンラインクリニック「利用規約」
- スマルナ「未成年(18歳未満)は利用できますか?」
- メデリピル「アフターピルは学生でも買える?親の同伴は必要?」
- ミライメディカルクリニック「高校生がアフターピルを手に入れる方法」
- ミライメディカルクリニック「アフターピル(緊急避妊薬)オンライン」
- 内閣府「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」
- こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル189」



